トヨタ紡織は9月6日、ベルギーの子会社「トヨタ紡織ヨーロッパ」で、悪意ある第三者による虚偽の指示により、約40億円の資金が流出したと発表しました。
この事件は社内調査にて発覚し、詐欺事件として現地の捜査機関に被害届を出しています。
40億円もの被害という事から、2020年3月期の業績予想を下方修正する必要があるか検討しているとの事です。
40億円を流出させた犯人は誰なのか?
ニュースでは「悪意ある第三者による虚偽の指示」とありますが、犯人は一体誰なのでしょうか?
トヨタ紡織によると、資金流出があったのは8月14日であり、
「従業員は関わっていない」という説明をしています。
気になる犯人についてですが、
「詳しい内容は捜査との関係上話せない。」
との事です。
現状はまだ捜査中であり、外部に状況を説明する段階ではないようです。
2020年3月期の業績予想を下方修正するのか?
トヨタ紡織によりますと、現状ではまだ2020年3月期の業績予想を下方修正するとは発表されていません。
しかし、修正が必要になった場合は速やかに開示するという事から、下方修正される可能性は大きいと言えます。

仮に業績予想が下方修正された場合は、株価に大きな影響を与える可能性があります。
9月6日の株価は1462円(前日比+27円)です。
しかし、トヨタ紡織の40億円流出が社会に与える影響は大きく、しかも業績予想の下方修正が開示された場合、2019年5月31日の1332円を下回る可能性があります。
株を所有している方は、トヨタ紡織の開示情報には注目する必要があると思います。
コメントを残す